取扱い作家・作品名など

作家名タ~ト

高畠達四郎「海の見える丘」

1895-1976、油彩、板/P3号  120,000円

1921年(大正10年)から28年まで滞仏し、藤田嗣治らと交友した。しみじみとした生活の情感が漂う戦後の「暮色」などで有名だが、これは若い頃の滞欧作。

寺内萬治郎「裸婦」

1890ー1964、パステル、木炭、紙/46.0×33.7㎝ 255,000円

大正14年、帝展で「裸婦」が特選。終始一貫して裸婦、女性像を描き続け、独自の滋味のある裸婦像が高く評価された。女性を左膝を抱えた量感のあるフォルムとしてとらえており、愁いを含んだ顔の表情や赤茶色の背景も印象的。東美鑑定付き。

 

津高和一「熱気」

1911ー1995、油彩、板/14×18㎝ 485,000円

1950年代以降、具象から独自の詩情にあふれた抽象に転じた。西宮市生。16歳で詩を書き始め、戦前は「神戸詩人」に作品を発表。1960年のニューヨーク・グッゲンハイム賞美術展出品など内外で高評価を得た。小品ながら、珍しい抽象初期の1958年作。

椿貞雄「静物(桃)」

1896-1957、油彩、カンバス/21.3×45.0㎝  420,000円

上京し岸田劉生に師事。大正4年に岸田、木村荘八らと草土社を結成。白樺の武者小路実篤、長与善郎らとも交友した。劉生の絶対的な影響下にあった草土社風写実から、その死後は独自の温かみのある作風に転じた。桃の連作シリーズの一枚で、机上の中国風染付磁器と2個の桃を細密に描いたもの。静謐な緊張感が漂う。画面右上に「昭和十三年寫 十六年加筆 椿貞雄」とある。

鶴田新「Snow」

1978-、油彩、カンバス/F30号 31,000円

愛媛県松山市生まれ。住宅case17がAsia Design PRISEで金賞を受賞など、建築家(Arata-Architect Studio )としての活動の傍ら、抽象画の制作にも取り組んでいる。2021年1月23日作。雪降る情景に想を得た。

 

 

富樫寅平「子供」

1906-1951、油彩、カンバス/112.0×86.5㎝ 95,000円

新潟県出身。蒲原平野の画家である佐藤哲三らと「野人会」を結成し展覧会活動を行った。大正11年、一九三〇年協会展に入選。昭和3年上京し二科技塾に学ぶ。12年に「水浴」が独立賞。将来を期待されたが45歳で没した。文献「第5回独立展集」付き。額なし。

 

鳥海青児「東大正門図」

1902-1972、油彩、カンバスを板に貼付/31.0×37.0㎝ 180,000円

大正15年(1926年)24歳の時に上京し、横堀角次郎のあっせんで本郷森川町の東大正門前の下宿太平館に入る。その目の前の正門を描いたもの。横堀の子息の辰義氏の識(書面)があり「鳥海氏の作品と思うが~」とある。鳥海の大正15年作「芦屋風景」が「チューブから絞り出したものをそのままの白の使い方」と言われたが、この作品でも同様な白の扱い方がなされている。「灰っぽい茶と緑に独特な滋味をもった色調の人」(足立源一郎)との当時の評もこの作品に共通している。

 

鳥海青児「シベリア駅路の雪」

1902-1972、油彩、カンバス/19.0×25.5㎝  

1930年(昭和5年)の渡仏時にはシベリア鉄道経由で行き、その途中、雪に覆われた駅路を見て大小の絵を描いた。そのうちの小品。パリでは海老原喜之助、野口弥太郎、藤田嗣治らと交遊した。=売約済み

高橋忠弥「中国の鍛冶屋」

1912-2001、油彩、カンバス/F8号    130,000円

昭和11年上京。戦中は新聞社、通信社の特派員として中国に渡った。40年渡仏。本の装幀も多い。中国時代の鍛冶屋などの街の風景。

津田正周「ポン・テ・ザールよりシテを望む」

1907-1952、油彩、カンバス/18.8×24.4  650,000円

セーヌ川に架かりパリの一区と六区をつなぐ橋ポンデザールから、ノートルダム大聖堂やサント・シャペルなどが建つシテ島を描いた一枚。1936年作とあり、2回目の渡仏時に描いたもの。

 

津田青楓「裸婦」

1880ー1978、コンテ、紙/61.0×45.5㎝ 

1907年(明治40年)に渡仏し、荻原守衛、高村光太郎らと交遊。プロレタリア運動に加わり描いた「ブルジョア議会と民衆の生活」が有名。33年に警察に検挙され転向。転向前の30年(昭和5年)作。力強い後ろ姿がたくましい生命力を感じさせる。髪型などからアジア系の女性と思われる。=売約済み

 

鶴岡政男「白い砂」

1907-1979、油彩、カンバス/SM    

太平洋画会研究所に学び、靉光、井上長三郎らと親交。池袋モンパルナスの一員。応召を経て昭和18年靉光、麻生三郎、松本俊介らと新人画会を結成。戦後には自由美術協会に合流し、代表作の「重い手」「夜の祭典」など。娘のような年齢の新宿の女「ポコ」を連れ歩き描いた。優しい色調のパステル画も得意とした。白い浜と海、日光浴の足と泳ぐ人の足が何かおかしい。=売約済み

寺内萬治郎「裸婦」

木炭、紙/37.6×27.6㎝    

やや顔を仰向けた清潔感のある裸婦デッサン。=売約済み

寺田政明「赤い実」

油彩、カンバス/SM    

戦時下の1943年作の「花と骨」などに連なるシュルレアリスム画風の作品。洲之内徹の現代画廊の所蔵品との話もある。=売約済み

 

 

寺田政明「花」

油彩、カンバス/F3号    45,000円

独特の赤を主調としたよく知られた花シリーズの小品。昭和20年作。

 

東郷青児「女性像(春)」

1897-1978、エッチング、紙/35.5×28.7㎝    55,000円

大正8年から昭和3年まで滞払。初期のキュビズムなどの前衛の作風から、戦後はいわゆる青児スタイルの女性像に転じた。美しいブルーが若々しさを感じさせる比較的初期の版画作品。

アンドレ・ドラン「女性像」

1880-1954、水彩、ボードに水彩画貼付/23.3×34.4㎝   195,000円

1905年から6年にかけて、マチスやブラマンクらと赤や青の直接的な純粋色の絵画を描き、フォービズムの誕生では中心的な役割を果たす。その後の主流のピカソやブラックらのキュビズム、抽象絵画の方向には進まず、灰色、茶色、銀ねず色の独自の新古典主義的な画風を開拓。20~30年代に世評が高く、横山潤之助ら強い影響を受けた渡欧日本人画家も多い。日動画廊シール。

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