取扱い作家・作品名など
作家名ヤ~ヨ

山口薫「赤い屋根のある河岸風景」
1907-1968、油彩、カンバス/F20号
山口は昭和5年(1930年)に東京美術学校を卒業し、すぐに渡欧した。その頃の1930~1932年作。ビルの屋上の避雷針のようなものも、突堤の先の赤白の灯台のようなものも何やら妖しくて楽しい。船着場の白の洋行服姿の男はたぶん山口自身で、、対岸の街は現実の風景に山口の高揚した夢と怖れのイメージを重ね合わせたものかもしれない。東美鑑定証付き。=売約済み

吉井淳二「パリの街路」
1904-2004、油彩、ボード/F4号 490,000円
二科会所属。渡仏しドランらの影響を受け、「帽子を被る女」などの佳作を残した。渡仏時の1931年、27歳頃のもの。寒々しい曇天のパリの街角が素早く切り取られている。

吉田卓「裸婦」
1897-1929、油彩、39×26㎝
大正15年、二科会で二科賞。フォーブ、キュビズム、新古典主義と目まぐるしく画風を変化させた。渡仏を計画するも未達のまま32歳の若さで倒れた。大正モダン香る優れた水彩画も残した。⇐売約済み