取扱い作家・作品名など

作家名ヤ~ヨ

八星美代「化粧」

生没年不詳、油彩、カンバス/48×36㎝    71,000円

おしろいを塗るパフを手に持ち、化粧する情景を描いた珍しい作品。作者については目下詳細情報なし。

山下新太郎「パリの小劇場」

1881-1966、油彩、ボード/F2号  

1905年(明治38年)に渡仏。エコール・デ・ボザールに入学しルノワールに傾倒した。10年に帰国。滞欧中には「窓際」「読書」などの甘美な佳作を描いた。渡仏時作で、同様の小劇場のモチーフでサイズの大きな作品も残している。ボード裏に「s.yamas」のサインあり。=売約済み

 

 

山口薫「風景(静物と海)」

1907-1968、油彩、カンバス/25.9×36.5㎝    530,000円

昭和5年から8年まで渡欧。12年村井正誠、長谷川三郎、瑛九らと自由美術家協会を創立。戦後25年モダンアート協会創立会員。画風は抽象と具象とのはざまを揺れ動いたといわれる。

山口薫「赤い屋根のある河岸風景」

1907-1968、油彩、カンバス/F20号 

山口は昭和5年(1930年)に東京美術学校を卒業し、すぐに渡欧した。その頃の1930~1932年作。ビルの屋上の避雷針のようなものも、突堤の先の赤白の灯台のようなものも何やら妖しくて楽しい。船着場の白の洋行服姿の男はたぶん山口自身で、対岸の街は現実の風景に山口の高揚した夢と怖れのイメージを重ね合わせたものかもしれない東美鑑定証付き。=売約済み

山崎省三「ノートルダム・ド・パリ」

1896-1945、油彩、板/F4号    

村山槐多、今関啓司と共に日本美術院研究生の三銃士と称された。昭和4年に渡欧。昭和20年戦病死。「木綿の肌触りのような画風」と評された。1930年の滞仏時に描いたもの。=売約済み

山本正「風景」

1915-1979、油彩、カンバスボード/33×23㎝    130,000円

京華中学校卒。独立展で昭和7年独立賞、23年岡田賞。31~32年渡仏。一時抽象に転じたが、具象に戻った。戦中の18年から21年までジャワに滞在し、現地人を数多く描いた。

吉井淳二「パリの街路」

1904-2004、油彩、ボード/F4号 370,000円    

二科会所属。渡仏しドランらの影響を受け、「帽子を被る女」などの佳作を残した。渡仏時の1931年、27歳頃のもの。寒々しい曇天のパリの街角が素早く切り取られている。

吉田卓「裸婦」

1897-1929、油彩、39×26㎝    

大正15年、二科会で二科賞。フォーブ、キュビズム、新古典主義と目まぐるしく画風を変化させた。渡仏を計画するも未達のまま32歳の若さで倒れた。大正モダン香る優れた水彩画も残した。⇐売約済み

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